ヴァイ、ジミヘン、ザッパ、SRVをつなぐ線は一本か?

当ブログでも紹介しているが、私はZOOMのG2.1DMやLINE6のPOD等を所有しているため、プリセットされている機材の比較というのをよくやっていたりする。
そのプリセットされている中で、最近どうしてもIBANEZのTS808のよさが分からないため、この機材の代表的ユーザであるスティーヴィー・レイ・ヴォーン(以下SRV)の曲を聴いてみようと思い立ち、SRVって何を聴けばいいかなとネットサーフィンしているうちに、とあるブログにたどり着く。


そのブログでなかなか面白い説があったので、要約すると
「スティーヴ・ヴァイの来日公演を数年前に見に行ったとき、オリアンティとのギターバトルでジミ・ヘンドリックスのlittle Wingをプレイしていた。そのギターの塗装の剥げ具合から、SRVのNo1だと感じたが、ヴァイは『このギターはジミ・ヘンドリックスが本当に使ったものだよ』と、手にしていていたギターを紹介した。もしかしたら1本のギターがジミヘン→SRV→ヴァイと流れたのではないか」
と綴られていた。

YOUTUBEでこれに近い動画がUPされていた


この説について、私の説としてはこうである。
ヴァイが使用していたジミヘンのストラトは、ヴァイの師匠であるフランク・ザッパが所有していたものである。
なぜなら、ザッパファンの間では有名な話だが、ザッパはジミヘンが燃やしたストラトを持っていたのである。

↓ギターを燃やすジミヘン(「Iconic Photos」より)
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↓ジミヘンの燃やしたストラトを持つザッパ(「エレキギター博士」より)
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↓ギターを食べる(!?)SRV(「SRVROCKS」より)
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↓で、ジミヘンのストラトをプレイするヴァイ(右から2番目) (YOUTUBEより)
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↓おまけ ザッパが所有していたジミヘンのストラトを手にする、息子のドゥイージル・ザッパ(「CBS NEWS」より)
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ザッパとヴァイの画像を比較し、ボディの塗装の剥げ具合と残り具合から、ヴァイの持つストラトはザッパの所有していたジミヘンストラトでほぼ間違いないでしょう。

じゃあSRVのストラト?という疑問については、「NO」と思われる。なぜならSRVのストラトはフロントとセンターピックアップの間らへんのボディ部の塗装が白く剥げているのに対し、YOUTUBEを見るとヴァイのストラトは同じ部分の塗装がしっかり残っているのが分かる。また、トレモロブリッジがSRVが左用を使用していた(有名な話ですね)のに対し、ドゥイージルが持つストラトは右用が取り付いており、しかも左用→右用へブリッジを変更したのであれば、必ずできる穴やその修復跡がボディに見られない。ヘッドの形状がラージヘッドとスモールヘッドの違いやってのもあるけど、これは細かいパーツ共々、いくらでも交換可能だから除外する。

ではザッパはなぜジミヘンのストラトを手に入れた?については、WIKIPEDIAにもあるが「マイアミ・ポップ・フェスティバルでジミがギターを燃やした後、ギターをスタッフが持ち帰り、後日スタッフがザッパの家へ泊めてもらった時に宿代代わりにプレゼントした。」が有名であり、由緒正しきもの(?)である。なお、ザッパ没後の2002年、息子のドゥイージルによりジミヘンストラトがオークションにかけられ、数千万の値で落札されたと言われていたが、その落札者がヴァイだったのかなと。ザッパとヴァイの関係から、無料で譲り受けた可能性もあるが。
<追記>オークションの件を調べたところ、ドゥイージルは2回ほどオークションにストラトを出したようだが、どちらも希望落札価格に届かなかったため、引き上げた模様。そこでザッパ門下生として、かつて10代だったドゥイージルにギターの手ほどきをした、ヴァイの手に渡った可能性がある。 ザッパ存命中も、ヴァイはザッパの機材を自由に使える許可を得ていたのは有名な話だし。

ついでにジミヘンがモンタレーポップフェスティバルで燃やしたギターをザッパが持っていたとの説もあるが、モンタレーで燃やしたストラトは白色で、ザッパが所有していたのはサンバーストのため、この説は「NO」でしょう。

以上より、ジミヘン→ザッパ→ヴァイの線は繋がったが、残念ながらそこにはSRVは入ってこなかった。ということで、この話題は閉めたいと思う。



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